2019/09/13
赤ちゃんや乳幼児がかかりつけ医にする小児科は、子どものための診療科として利用されています。
小児科と呼ばれる通り、大人ではなく子ども専用の診療科として考えられていますが、いざというときには大人でも受診することが可能なのでしょうか?
ここでは小児科を大人が利用するケースについて、詳しく紹介していきます。
小児科は大人でも受診できる?
小児科は大人が単独でかかる場所としては適切ではありませんが、子どもと一緒に受診することはできます。
大人ひとりであれば通常の内科(一般内科・総合内科など)の受診が適切ですが、子どもの風邪やインフルエンザ予防などで小児科を訪れたとき、保護者自身にも同様の症状がみられるようなケースでは、子どもと交代で受診することができます。
また子どもの頃から特定の病気や持病などで小児科をかかりつけ医にしており、その後も経過観察や治療などで小児科を受診するようなケースもみられます。
「内科・小児科」と記載されているクリニックなら大人が単独で訪れても問題ありませんし、内科と小児科をそれぞれ併設している総合病院などは誰でも受診できます。(この場合子どもは小児科、大人は内科へ自動的に案内されます)
親子一緒に診察してもらうことは可能?
上記で紹介したとおり、親子が一緒に診察してもらうことは可能です。
先に子どもを診てもらい、その後保護者も発熱やせきなどの症状について相談するといった受診が可能。
インフルエンザの予防接種を家族全員で受けることはもちろん、漢方薬の服薬相談などクリニックの専門領域に応じての健康相談もできますので、子どもが小児科を受診する機会には親御さんも受診を願い出てみてください。
子どもより親のほうが症状がひどく出ている場合もありますし、その反対ももちろんありえるので、流感の季節にはぜひ家族みんなで受診することをおすすめします。
年齢問わず受診できるクリニックがおすすめ
小児科と内科を区別せずに受診したい場合は、内科・小児科と併記されているクリニックがおすすめ。
赤ちゃんから小学生までのお子さんの健康にも留意しながら、それ以降の年齢の方の治療まで幅広く対応してもらえます。
風邪やその他の内科系の症状にかかったとき、すぐにかかりつけられる病院を探しておくと安心ですよ。