2019/10/30
私たちにとって身近な病気といえば風邪です。咳が出たり、熱が出たりした際に真っ先に疑われる病気でもあります。
しかしそのうち治るだろうと放置してしまう方も多く、結果的に長引く原因になっているケースも多いです。 そこで内科に相談に行くメリットや、どのような治療が行われるのかについてご紹介しましょう。
風邪をひいたと思ったら内科へ相談
風邪の代表的な症状といえば次の7つです。
- 咳やたん
- のどの痛み
- 鼻汁(鼻みず)
- 発熱
- 頭痛
- 食欲不振
- 全身倦怠感(だるさ)
いずれも軽度なものであれば慌てて受診する必要はありません。 大人なら気をつけて生活するだけで1週間ほどで良くなりますが、次の2点に該当する場合は内科で治療を受けることをおすすめします。
いつもと違うと感じた時
症状などがこれまでのものと「何か違う」と感じる場合は、受診したほうが良いといえます。
風邪と似たような症状を引き起こす、全く別の病気もあるからです。 特に症状が1週間以上長引いたり、治るどころか悪化していると感じる場合は、内科を受診したほうが安心です。
早期に治さなければならない理由があるとき
大きな仕事を任せられている最中など、できるだけ早く体調を万全にしなければならないときも専門的な治療を受けましょう。治りが早くなります。
内科で受ける風邪の治療
症状に合わせた治療が行われます。 例えば細菌が原因なら抗生物質が処方され、ウイルスが原因なら専門的な治療薬や、免疫力を高めるための薬を処方するのが一般的です。
高熱で脱水症状などが起きていれば、点滴をすることもあります。ただ軽度な症状であり、なおかつゆっくり安静に過ごせる状況なら、必ずしも薬が処方されるわけではありません。
日頃から免疫力を高めることが大切
病気にかからないための基本は、免疫力を高めて普段から健康に気をつけるということです。
ただ季節の変わり目などはどうしても体調を崩しやすく、注意していても風邪をひいてしまうことがあります。
特に高齢者の場合は重症化してしまうこともあるので、珍しくない病気だからといって侮ってはいけません。普段よりも長引いていたり、何か違うと感じる場合は内科を受診し、専門的な治療を受けましょう。