2019/09/13
ビタミン不足などが原因で発症する口内炎は、ニキビや吹き出物と同じく頻繁に起こりうるトラブルです。
口内炎で病院を受診する場合、どのクリニックに行くべきか悩んでしまいますが、実は内科でも受診が可能なのです。
ここでは内科で口内炎の診察を受ける際のポイントや、口内炎の代表的な症状について紹介します。
口内炎は内科で診察してもらえるの?
一般的な口内炎は「アフタ性口内炎」と呼ばれ、1週間以内または1週間~2週間程度で完治します。
症状が長引く場合、生活習慣や食事の内容を見直し、ビタミンを多く摂取して炎症を鎮める方法が有効です。
しかし自然治癒では時間がかかってしまうので、心配な方は耳鼻咽喉科などの専門病院を受診することをおすすめします。
内科でも診断・治療を行うことが可能ですが、耳鼻咽喉科ほどの専門性はないため、塗り薬か飲み薬による治療が行われます。
口内炎にはいわゆるビタミン不足のアフタ性口内炎のほか、口の中を噛んだときにできる外傷性口内炎、ヘルペスウイルスによるウイルス性口内炎、乳幼児や高齢者特有の口内炎もあります。
いずれも専門的な診断が必要になる場合があるため、内科の受診で完治しなければ耳鼻咽喉科を受診し、専門的な検査治療を受けてください。
診察を受けるべき口内炎の症状
通常の口内炎は食事内容の見直しなどで改善に向かいますが、病院での診察が必要な症状には以下のような特徴があります。
長期間改善しない
口内炎が2週間程度経っても治らない、一度治ってからまたすぐに再発するといった場合には、口内炎につながる疾患が隠れている場合があります。
ウイルスやがんなど、体を蝕むさまざまな原因が口内炎を起こしている可能性もあるため、専門医の診断を早急に受ける必要があるでしょう。
発熱がある
口唇ヘルペスなど、ウイルス製の口内炎は発熱を伴うことが多く、急激に38度以上の高熱が出た場合はすぐに専門医に相談をするようにしましょう。
痛みが強いまたは全くない
口内炎は口の中にできる膨疹がヒリヒリと痛むものですが、なかには痛みを感じないものもあります。
痛みがないとつい「治りかけだろう」と考えてしまいますが、2週間以上経っても完治しないものについては早急に病院へ。
内科で受診できるか確認を
口内炎は内科でも診察してもらえますが、すべての病院が対応しているというわけではなく、主治医の専門分野によっては対応不可となる可能性も。
受診前には必ず電話で確認をとり、口内炎が診てもらえるか問い合わせを。必要に応じて、耳鼻咽喉科や口腔外科への紹介を受けることも検討してください。