2019/08/26
赤ちゃんや小さなお子さんは小児科をかかりつけにする場合が多いですが、状況に応じて内科にも通うことができます。しかし厳密に何歳から内科に通院できるのか、疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。 ここでは、内科の受診が何歳から可能なのかについて詳しく紹介したいと思います。
内科には何歳から通えるの?
一般的に、0歳(生まれたばかりの赤ちゃん)から小学生までは小児科を利用し、中学生以降は内科を受診することになります。高校生以降は大人と同じ、内科への受診・通院となります。
ただし、自分の症状を説明でき、大人と同じように診察が受けられれば、幼稚園児(3歳~の保育園児)や小学校低学年でも内科の受診は可能です。
内科によって対応年齢が異なる場合があるので、事前に電話やメールで確認をとっておくと良いでしょう。
内科によっては「内科・小児科」と幅広い年齢層に対応しているところもあるので、心配な方は自宅や保育園の近くにある「内科・小児科」をチェックしましょう。 内科には、新生児内科・小児科・一般内科・消化器内科などさまざまな科に分かれています。
赤ちゃんがかかりつけにする場合は新生児内科へ、新生児期を過ぎてから乳幼児がかかるのは小児科、それ以降は一般内科の受診が基本に。
消化器内科は胃や腸などに症状がある場合に対応する科で、一般内科と同じく乳幼児に対応していない場合があります。
大きな病院では複数の科が連携して対応にあたることも多いので、子どもの診療に応じてくれる病院を探しましょう。
子どもは小児科を受診すべき?
小児科は中学生頃までのお子さんに対応していますが、中学生以下だからといって必ず小児科を受診しなければならないというわけではありません。
0歳から幼稚園くらいまでのお子さんは新生児内科や小児科にかかるのが基本ですが、それ以降は内科でも問題はありません。
中学生ごろまでは小児科に案内されることもあるので、お子さんの年齢や症状に応じて臨機応変に対処すると良いでしょう。
小児科に通い続けるほうがおすすめのパターン
なかには、以下のように小児科に通ったほうが良いケースもあります。
幼少期からの持病の治療を続ける場合
生まれつき、または幼少期に発病し、小児科で治療を続けているお子さんについては、中学生ごろまで小児科でかかりつけの医師に診療を受けたほうが安心です。
かかりつけの医師は小さい頃からお子さんの症状を熟知しており、体の成長をみながらの治療も行うことができます。
成長したからいきなり内科に転院、というケースもありますが、かかりつけ医が信頼できれば15歳ごろまでは小児科を受診することをおすすめします。
小児科医との信頼関係が築けている場合
赤ちゃんの頃からのかかりつけ医であり、小児科医と信頼関係を築けている場合には、
転院せずある程度の年齢まで小児科にかかったほうが安心です。
しかしお子さんが成長に合わせて内科への受診を希望する場合や、引っ越し・進学などで住まいが変わる場合には、内科への転院も視野に入れる必要があるでしょう。
年齢と状況に応じて受診する
0歳から幼児までのお子さんは小児科が基本ですが、それ以降は一般内科でも受診ができるようになります。
一般内科でも乳幼児に対応している場合がありますがクリニックによって対応可能年齢に違いがあるため、事前に確認しておきましょう。
状況によっては中学生ごろまで小児科を受診したほうが良い場合もありますし、反対に内科のかかりつけ医を探す必要が出てくることもあるので、年齢と状況を考えて受診先を見極めることが大切です。