2019/07/26
生活習慣病とは言うものの、どのような疾患なのかご存知でしょうか。
生活習慣病というキーワードは至るところで聞かれるようになったため、誰しも漠然としたイメージは持っているものの、いざ具体的な内容を問われても答えられないケースが多いかと思います。
この記事では生活習慣病とはどのような疾患なのか、具体的な病名は何なのか、そして原因について詳しく解説します。
「生活習慣病とはどのような疾患のこと?」
生活習慣病とはその名のとおり、生活習慣が原因で起こる様々な疾患の総称のことを言います。
生活習慣病予防は国が呼びかけているほどで、放置もしくは改善をしないまま過ごしていると、重篤な疾患につながる確率が高まると言われています。
生活習慣が原因で起こる疾患の総称。重篤な疾患の要因となる。
なお生活習慣病は成人にかぎった疾患ではないことも明らかになっているので、子どもにも普段から健康意識を高めるよう指導したり、クリニック(内科)で定期的に検診を受けるなどして、予防と対策を行うべきです。
「生活習慣病の具体的な病名を紹介」
生活習慣が原因で起こる様々な疾患の総称、それが「生活習慣病」ですが具体的な病名も明らかにされています。
日本人の三大死因であるがん・脳血管疾患・心疾患、更に脳血管疾患や心疾患の危険因子となる動脈硬化症・糖尿病・高血圧症・脂質異常症などはいずれも生活習慣病であるとされています。
生活習慣病と聞いて、「がん」を思い浮かべた方は少なくないと思います。しかし具体的な生活習慣病というものは、がんなどの重篤な疾患につながる「動脈硬化」「糖尿病」「高血圧症」などが該当します。
もちろん生活習慣病における確かな定義というものはないように思えますが、生活習慣の乱れによって起こり得る様々な疾患を指していることは言うまでもありません。
「なぜ生活習慣病になるの?」
恐ろしい生活習慣病ですが、何が原因なのかご存知でしょうか。
生活習慣病になる原因は決してひとつではなく、様々なものが関わっていると言われています。
食事や運動・喫煙・飲酒・ストレスなどの生活習慣が深く関与し、発症の原因となる疾患の総称です。 以前は「成人病」と呼ばれていましたが、成人であっても生活習慣の改善により予防可能で、成人でなくても発症可能性があることから、1996年に当時の厚生省が「生活習慣病」と改称することを提唱しました。
現代は簡単に食事がとれるようになり、巷にはファストフードやコンビニ弁当やおにぎりなどすぐ口にできるものが溢れています。
しかしこれらの食品は高カロリーな上に糖質・脂質が多く、食品添加物も含まれていることから、常食にしてしまうと健康が損なわれる可能性があります。
さらに運動不足・睡眠不足などが重なることで生活習慣病を発症してしまう確率が高まるので、健康を意識した生活を送ることが大切です。
「健康的な毎日を送るためのコツ」
生活習慣病は健康をおろそかにすることで発症します。
原因は様々ですが、食事、運動、喫煙、飲酒、ストレスが深く関与していると言われているので、心当たりがある方はできることから改善していきましょう。