2019/07/26
神奈川県は都道府県別の人口が第2位、人口密度は第3位と多くの方が暮らしています。
魅力的なスポットやエリアが多いことで知られる神奈川県ですが、全国平均と比べた生活習慣病患者の割合は非常に気になるところです。
この記事では神奈川県における生活習慣病患者の割合と、全国平均と比較した情報について詳しく解説します。
目次
「神奈川県における生活習慣病患者の割合」
神奈川県における生活習慣病患者の割合を把握するためには、診断名ごとに情報を整理する必要があります。
ここでは診断名別で神奈川県における生活習慣病患者の割合を解説していきます。
「肥満」
神奈川県における肥満の割合(全国平均と比較したデータ)は、2001年度が15.0%で第43位と非常に低い数値をマークし、2003年度は16.6%で第40位とやや上昇したものの、相変わらず肥満率は低く健康意識が高いと言って良いでしょう。[1]
「耐糖能異常」
神奈川県における耐糖能異常の割合(全国平均と比較してデータ)は、2001年度が8.5%で第43位と非常に低く、2003年度は9.0%で第41とほぼ変わっていません。健康意識が高く予防や対策をされている方が多い表れと見ていいかもしれません。[2]
「高血圧」
神奈川県における高血圧の割合(全国平均と比較してデータ)は、2001年度が9.3%で第47位、2003年度は11.8%とやや上昇したものの順位は変わらず第47位と健康意識が高いと言えます。[3]
「高コレステロール」
神奈川県における高コレステロールの割合(全国平均と比較してデータ)は、2001年度が21.2%で第31位、2003年度は21.0%で第38位となり、改善が見られました。[4]
「高中性脂肪血」
神奈川県における高中性脂肪血の割合(全国平均と比較してデータ)は、2001年度が12.7%で第37位、2003年度は10.7%で第40位となっています。[5]
「肝機能異常」
神奈川県における肝機能異常の割合(全国平均と比較してデータ)は、2001年度が21.9%で第44位、2003年度は22.5%で第40位とほぼ変わらない結果となっています。非常に健康意識が高いと言えるでしょう。[6]
「6項目異常」
神奈川県における6項目異常の割合(全国平均と比較してデータ)は、2001年度が88.5%で第46位、2003年度は91.6%で順位は変わらず第46位となっています。[7]
「全国と比較した神奈川県の状況は?」
神奈川県における生活習慣病患者の割合について解説しましたが、続いては神奈川県と全国平均を比較します。
以下に比較表を作成したのでチェックしてみてください。[8]
|
神奈川県 |
全国 |
肥満 |
16.6% |
20.3% |
耐糖能異常 |
9.0% |
11.8% |
高血圧 |
11.8% |
14.0% |
高コレステロール |
21.0% |
23.9% |
高中性脂肪血 |
10.7% |
12.9% |
肝機能異常 |
22.5% |
24.7% |
6項目異常 |
91.6% |
107.7% |
※数値はすべて2003年度のもの
このように神奈川県はすべての生活習慣病において全国平均を下回っています。
人口が多くさまざまな飲食店なども溢れていることから、生活習慣病患者の割合が高い傾向にあるかと思いきや、健康意識は非常に高く、対策及び予防が徹底されている印象を受けます。
「神奈川県の健康意識が高い理由」
神奈川県における生活習慣病患者の割合は非常に低いことがわかりましたが、それはクリニック(内科)などで定期的に検診を受ける方が多いためかもしれません。
また、神奈川県が健康を促進させる取り組みをしているからこそ、全国平均をすべて下回るという優秀な結果が得られているのだと思います。
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